今日は経済学のR3第21問について解説します。
R3 経済学 第21問
消費の競合性と排除性に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なもの を下記の解答群から選べ。
a マグロの漁場のような共有資源には、排除性はないが、競合性がある。
b 支払いにより加入をすることで消費ができるクラブ財には、排除性があるが、競合性はない。
c 競合性と排除性を持ち合わせる財のことを公共財という。
〔解答群〕
ア a:正 b:正 c:正
イ a:正 b:正 c:誤
ウ a:正 b:誤 c:誤
エ a:誤 b:正 c:誤
オ a:誤 b:誤 c:正
解説
ミクロ経済学の消費の競合性と排除性に関する問題です。
それでは、早速各記述をみていきましょう。
記述aで問われている、共有資源は対価を払わなくても使用できる「非排除性」、ある人が消費すると別の人の消費が減る「競合性」を持った財です。
よって、この記述は〇です。
記述bで問われている、クラブ財は「非競合性」と「排除性」を持った財です。
よって、この記述は〇です。
記述cで問われている、公共財は「非競合性」と「非排除性」を持った財です。
よって、この記述は×です。
以上から記述aとbが正しく、正解は選択肢イとなります。